2024年11月2日と3日に、第31回日本未病学会学術総会が金沢医科大学にて行われました。
院生の木村さんは、「食品燃焼により発生するPM2.5 と食品成分の関連」について発表を行い、質疑応答にて、「是非とも環境基準を作ってください!」と有難いコメントをいただきました。
調理においてもPM2.5は発生するため調理者は曝露されていますが、どのような食材を燃焼させたときに濃度が上昇するのか、不明な点が多いため、今後の研究が期待されます。
また、2日目はシンポジウムを行い、院生の三好さんが「食事とメンタルヘルス」についてお話ししました。
関西医科大学の先生、仙台白百合女子大学の先生などとともに、メンタルヘルスにおけるセルフメディケーションについてディスカッションを行いました。
食事や睡眠・運動などは精神疾患やうつ、不安障害などとの関連が多く研究されていますが、今後の社会では、セルフメディケーションを行うことが重要です。セルフメディケーションとは、WHOの定義では「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てする」ことです。
食事や運動・睡眠などの生活習慣を見直し、自分の不調に気付き、自分自身である程度まで治す「セルフメディケーション」について、今後さらなる広がりが期待されます。