2021年10月16~17日に、第15回日本禁煙学会学術総会が大分県大分市の会場とオ ンラインのハイブリッドで開催され、大学院の三好希帆さんによる「呼気一酸化 炭素濃度測定における牛乳飲用の影響」の発表で、第5回繁田正子賞「最優秀演 題」に選出されました。
現在、喫煙状態を把握するために禁煙外来等で広く用いられている呼気一酸化炭 素濃度測定器は呼気中の水素にも反応するため、牛乳を摂取すると腸内で水素が
発生し誤判定の可能性があります。
本研究では、その誤判定の程度や影響時間などを明らかにした初めての発表であ り、今後の禁煙外来等での喫煙状態をアセスメントするための参考となる意義あ
る内容と考えられます。